Artists in Okazaki

愛知県は東岡崎駅前、いつ何時来ても、いつもどおりの昭和風佇まい。ジャズの街だという。今夜はとある狭い中華料理屋の一番奥のソファーのテーブル、向かいのテーブルのなかなか冴えないキャップをかぶったの二人組みの若者が真っ先に「ザーサイ」を頼んでいたので、それはいいアイデアと思って自分もザーサイを頼むと中国訛りのお姉さまがすぐ持ってくる冷たいビールにザーサイ、この組み合わせはなんともいい絵だなあと思いながら、向かいの彼らをなんとなく観察していると、どうも今後の身の振り方を計画をしているようだ。

「エグザイルを駆逐したいんだよね、新しいことがやりたい。」
「どうやって?」
「シンセサイザーってあるじゃん、でさー、こう、"チャーラーラー"って。」
「これからライディーンを流行らすのはきつくねえか?」
「ただ、こう、バンドっていうと、いっぱいメンバーがいて踊るっていう風潮は違うと思うんだよね。」
「俺今、"エレファントカシマシ"っていうバンドに注目してて。」
「俺はお前をメインで使おうと思っている。やはりお前が出るべきだ。ただし、成功した後で、この計画をプロデュースした俺を無視しないようにしてほしいってのはある。」

岡崎からこれから出ようとしている新しいアーティストに注目しましょう。