2017年4月アーカイブ

尾崎さんの新作2

「旅」の部分。


針が鏡面に映る。

鏡面は恐ろしく磨いてあって、表面がわからない。


そうすると、表面が存在するのかどうか、そしたら鏡像は存在するのかどうか、そしたらそもそも何が実態なのかどうか、一瞬で全存在が揺らいでくるような不思議な感覚がする。


旅!



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尾崎さんの新作

佐倉の森の中に、彫刻家、尾崎悟さんの新作のお披露目に行く。

 しっかりした仕事って、励みとなる。 
 メイセイのためのことは、全く不安だけを感じる! 

「旅」、という作品。  
自我とか作為とかいうやっかいなやつらと向き合うところ、そこから解脱(もしくは逃避?)するところ、それがぐるぐるする自分宇宙、しかし引きでみると存外、楽器みたいに牧歌的なものかもしれない。全く、真摯な彫刻です。 

 出来立てのこいつが工房の壁で光っている姿は、強く印象にのこる何か。 
 しっかりした仕事は、こころからの励みとなる!



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